STATEMENT

自分が育った場所や時間、今のの生活をうつしだす絵を描く。

そもそも自分は印刷物やテレビ等間接的に知識を与えてくれるものに囲まれて育ち、絵画すら実物より図版をとおしてみてきている。
そのことをてがかりに、雑誌や漫画、写真や既存の作品を素材として、印刷物の網点を拡大したり、漫画ののふきだしを切り抜いて色を塗ったり、イメージをそのまま写しとったり、と手を加え眺める。
眺めながら、ぼんやりとみえてくる次の姿を見つけ、そのぼんやりをちょっとずつぬぐうように色をのせたり別の層をかさねてみる。

絵を描くことは散歩のように予想外の出来事やまちがいを楽しみたいのでただ機械的に写すのではなく筆で描いたり貼り付けたりと手作業を繰返していく。
そうやってただ自分の視覚が反応できるものを探す行為を繰り返しています。

2004年初出、2013年更新